あなたはカメラを構えるとき、どのような事を考えていますか?
「このシーンを残したい」「この感動を誰かに伝えたい」
きっと多くの方は、そのように考えているのではないかと思います。ですが、あなたの撮った写真は、本当にあなたの想いを反映したものになっているでしょうか。もしそうなっていなければ、まずは“写真の構図”について学ぶといいでしょう。
“写真の構図”とは、写真の【主役・脇役・背景の位置関係】についての方法論で、あなたのイメージを“より明確なカタチで写真に残す”手助けをしてくれます。写真の構図には様々な種類がありますが、特に覚えておきたい構図に『三分割法』があります。
「三分割法」では、まず、写真のフレームに縦横均等に2本ずつ線を引いて、画面を9分割します。そして、そのライン上及びラインが交差する点に主役を配置します。そうすることによって、主役を目立たせつつ、脇役や背景とのバランスを取ることが可能になります。
「三分割法」の他にも、初心者が覚えておくべき構図は沢山ありますから、興味のある方がいましたら、ぜひ他の構図についても覚えておくと良いと思います。
デジタルカメラの種類は、デジタル一眼レフ、コンパクト、小型、ミラーレスの大きく四つに分けることがができます。
コンパクトは、手ごろで取り扱いが簡単で使いやすいことですが、構造上広角撮影が苦手で、ボケを生かした撮影がしにくいことが短所なので、初心者としては楽かもしれません。
ミラーレスはレンズが交換でき、液晶を見ながらの撮影が基本なので、コンパクトからのステップアップがしやすく、お洒落なデザインのものが多い、短所はバッテリーもちが悪く、望遠レンズは結構かさばることです。
デジタル一眼レフは、多彩なレンズと交換でき、画質が圧倒的に美しく、電池がよくもつことも長所のひとつです。かさばってしまうことと、取り扱いが初心者には向かないことが上げられます。
カメラの種類はたくさんありますが、それぞれ特徴があり、コンパクトからはじめることが一番ステップアップがしやすいです。
カメラにだんだん慣れてきたら、まずは止まっている人物から、動きがある人物へ、カメラもステップアップしていくとよりよい写真が撮れるようになれます。
カメラ初心者がまず押さえておきたいことは、撮りたいものをしっかりととらえることです。
撮りたいもの全体がフレームに入りきらなく中途半端にフレームの外に切れてしまっては台無しです。 もちろん、意図的にそうする撮り方もありますが、撮りたいものは素直に撮る方が良い場合の方が多いです。
カメラを構えるときには、脇をしっかりとしめて構えると、カメラがしっかりと安定して手ぶれがしにくくなります。 シャッターを押したときに大きくカメラが動いてしまうと、撮りたいものがフレームアウトしてしまうことがあります。
撮りたいものをしっかりとフレームにおさめたら、ゆっくりとシャッターを半押ししてピントが合った時に電子音が鳴ります。 画面にピントが合ったことを表すマークでも確認することができます。 ピントが合ったことを確認したら、そのままゆっくりとシャッターを押しこんでシャッターを切ります。 基本的には、フレームや背面液晶で見たままを写真に残せるように練習するとよいです。
写真は、様々な“撮影技法”を用いることで、その表現の幅を大きく広げることができます。カメラ初心者は撮りたい写真を取れるようにするためにも、基本的な構図の他に、基本的な撮影技法についても押さえておく必要があるでしょう。
しかし、そうした撮影技法を身につけるためには、まずは“カメラの基本構造”について理解しなければなりません。私たちのイメージと写真を繋ぐカメラのことを知り、そのような技法がなぜ可能なのかを理解すれば、おのずと応用的な写真撮影が可能になってきます。
そこで今回は、カメラの基本構造について説明していこうと思います。
そもそもカメラというのは、写真の原理上、必ず3つのパーツを有しています。一つ目が、光を集めて実像を作り出すレンズ。二つ目が、その実像を記録して残す感光材(撮像素子)。そして三つ目が、二つのパーツの間を遮り、撮影のタイミングを決定するシャッターになります。
これら3つのパーツが暗箱のなかに揃って、初めてカメラとしての機能を果たします。
しかし、これだけではカメラとしての実用性はありません。実際には、写つす風景を確認するファインダーも必要ですし、ピントを合わせる機構や、光量を調節する“しぼり”だって必要です。望んだ瞬間にシャッターを開く“シャッターボタン”も必要不可欠です。
つまり、カメラには、先ほど紹介した3つのパーツ以外にも、それを補うための機構が揃っていなければなりません。撮影技法を理解するためには、各パーツがどのような役割を果たし、なぜ必要なのかを理解する必要があるでしょう。
各パーツの役割については、次回、続けて説明しようと思います。
デジタル一眼レフカメラでは、ファインダーで覗いたままの光景を写真に収めることができます。しかし、どうしてそのように写真を撮ることができるのでしょうか。カメラ内部のパーツの動きと共に確認してみましょう。
外からレンズに光が当たると、カメラ内に実像が生み出されます。この実像が感光材に当たることで写真として記録されます。しかし、平常時はその間をシャッターが遮っているので、シャッターボタンを押すまでは勝手に写真になることはありません。
また、レンズから感光材に届くまでの間には、いくつかの細かい調整がなされます。
一つはピント合わせです。被写体とレンズの距離によって、実像ができる位置というのは変わってしまいますから、それがちょうど良いところに結ばれるようにレンズを前後させて調整していきます。
そしてもう一つが絞りになります。感光材にあたる光量が多すぎたり、少なすぎたりすると、適切な明るさの写真を撮ることができません。そこで、絞りと呼ばれる孔状のパーツを閉じたり開いたりすることによって、光量を調節していきます。
こうした調整は、マニュアルでも行うことができますが、通常は、カメラ側でオートで行ってくれます。
そうして調整された映像を、私たちはファインダーを通して見ることができます。デジタル一眼レフでは、シャッターの前にクイックリターンミラーと呼ばれる鏡を設置して、それにより光を上向きに反射させることによって、実像をピントグラスというパーツに写し込み、ファインダーから確認することを可能にしています。このクイックリターンミラーは、シャッターボタンを押した時、シャッターが開く前に収納されるようになっています。
つまり、写真の一連の流れは以下のようになっています。
レンズから光が入り、実像ができる→実像のピントを合わせる→絞りで明るさを調整する→クイックリターンミラーに反射された像をファインダーで確認する→シャッターを切る→クイックリターンミラーが収納され、シャッターが開く→感光材に実像が記録される
この流れさえ分かっていれば、いよいよ撮影技法を理解することが出来るようになります。次回は、これらの仕組みを応用した撮影技法について、説明してきたいと思います。
花火を撮影するテクニックをご紹介します。事前の準備が大事ですので、しっかり読んでプランを立てましょう。
最初に写真を撮る場所を決めます。夜なので撮影スピードを遅くして撮る為、ブレが出ない様に三脚を立てるなら混雑する花火見物の会場は避けて、他の人の迷惑にならない場所を確保しましょう。また、風下には陣取らない方が良いです。煙や花火の燃えカスといったものが来る可能性があります。
花火を撮影する際には露出とフォーカスを自分でマニュアル設定できるカメラが良いですが、無い場合は夜景モードにしておきます。マニュアル設定の出来る方は、シャッタースピードを3~4秒、絞りはF8.0前後で明るさに応じて変更します。現地に着いたら最初はテスト撮影のつもりで調整しながら撮影しましょう。大抵の花火大会は後半の方が盛り上がるので、設定をきちんとすればちゃんと素敵な写真が撮れると思います。ISOは100程度でも撮影出来ます。暗いからと感度を上げると真っ白な写真が出来上がるので、気を付けて下さい。また、手ブレを抑える為にケーブルレリーズやリモコンシャッターを用意しておくと便利です。
いざ撮影となった時には、シャッターを押してから実際にシャッターが開くまでの時差があるので、花火を捉える為にはワンテンポ早くシャッターを押す様にしましょう。慣れないとこれが結構難しいです。コツさえ掴めば良い写真が撮れるようになると思うので、花火大会の度に練習して腕を上げましょう!
「単焦点レンズ」を知っていますか? 一眼レフを持っているなら、あわせて一つは持っておきたい単焦点レンズ。さて、どんなレンズなのでしょうか。
一眼レフの魅力といえば、ピントの焦点を合わせたモデル以外の背景などを少しぼかして写す、いわゆる「背景ボケ」を撮ることができるカメラだということです。「被写界深度」と言いますが、背景ボケが綺麗に決まった写真はプロのカメラマンが撮った写真のように美しいです。
もっと簡単に背景ボケな写真を撮れないものでしょうか? そこで「単焦点レンズ」の出番です。単焦点レンズは、まさに「背景ボケ」のためのレンズ。焦点は被写体の一つだけにしか合わず、あとはすべてボケるので、すごく味のある写真が撮れます。
単焦点レンズは人物写真やペット写真など、被写体がしっかり決まっている写真を撮るときにオススメですが、風景写真でも使い方しだいでは面白い写真が撮れます。たとえば森なら、手前の1本の木だけがしっかり写り、ほかの木はボケて写るような写真が撮れます。
海なら、目の前のサーフボードだけにピントが合い、背景の海はボケているという、絵葉書にでも使えそうな写真が手軽に撮れます。
逆に普通の写真を撮るのには全く使えないレベルの極端なレンズなので、そこはご注意ください。
フィルムカメラの時代からデジタルカメラの時代にうつって何年が経過したでしょうか?今では携帯電話にも当たり前のようにカメラがついています。一家に一台だったカメラが一人に一台の時代になってますよね。
SNSが普及し、それまで携帯電話のカメラ機能を使っていなかった人も、写真をSNSに載せるために携帯電話のカメラを使うようになりました。景色の写真だったり、食べ物の写真だったり、人物の写真だったりと、SNS映えする写真ならところかまわず撮影してアップしています。
鉄道オタクと言われる人達の中には、「撮り鉄」と言われる人たちがいます。電車の写真を撮るのが好きでたくさんの鉄道の写真を撮っているのですが、中にはマナーが悪い人もいて、民家の敷地に無断で入ったり、線路の中に入って撮影してる人もいます。人に迷惑をかけてまで写真を撮ってどうするのでしょうか?皆さん、こういう人を見つけたときは必ず注意してください。自分で注意するのが嫌な人は、警察に通報すれば対応してもらえますので、見て見ぬふりだけは止めてください。
素晴らしい写真がとれるカメラも良いのですが、たまにレトロな風合いの写真が恋しくなる時があります。そういう時にぴったりなのがトイカメラなのです。トイカメラには大きく2種類があり、フィルム式とデジタルカメラ方式のトイデジがあります。どちらも外装やレンズがプラスチックなどの樹脂製で、独特の写真が撮れることが魅力となります。
フィルム式のトイカメラとしては、チェキが有名ですね。チェキはその場で印刷できることで、セルフィー撮りに人気を集めています。トイデジではデジタルハリネズミなどが有名ですね。
プラスチックレンズゆえの四隅が暗く欠ける独特の移り、少し色あせたようなカラーなど、トイカメラならではの味わいのある写りは、高精彩を重視した今のカメラにはない魅力があります。トイデジはあえて低く抑えられた画素で、ラフな色合いはもちろんですが、動画を撮影できる機種があるのもポイントですね。
味わい深いレトロさ、ビビッドさ、程よい色あせ感は一度ハマると病みつきになります。美しくリアルな写真にはない味わいを求めているなら、トイカメラはかなり楽しめます。お値段がリーズナブルで手を出しやすいのも良いですね。
デジタル一眼カメラは「デジタル一眼レフ」と「ミラーレス一眼カメラ」の二つに分けられます。「ミラーレス」も「レフ」もファインダーについて書かれているんです。簡単に言うと、ファインダーを覗いて撮影する画像が見れるものが、「レフ」ファインダーが無く液晶に撮影画像を表示させるのが「ミラーレス」です。
一眼レフカメラは、撮影する像をファインダーで確認出来るようにする為に反射させる鏡を搭載しています。その鏡の反射の事をドイツ語で「シュピーゲル・レフレックス」と言うので、そこから「レフ」という言葉がとられているんですね。
また、ミラーレス一眼カメラはその機構が無い、鏡が無いので「ミラーレス」と言う訳です。
因みに、どちらにもつく「一眼」という言葉は、撮影するレンズとファインダーに表示させる為のレンズが同じレンズ、1枚を使っているので「一眼」となっています。逆に二眼カメラは撮影用のレンズとファインダー用のレンズが別なのでレンズが二つあるユーモラスな姿になっています。
皆さん、撮った写真を加工することについてどう思いますか?中には写真は加工せず、撮る段階で最高の一枚を目指すべき、と考える人もいるかもしれません。写真作品として撮るならそれが正しいでしょう。しかし、パソコンである程度知識のある人であれば、写真を加工して何かに活用するのも楽しみ方の一つになります。
加工といっても、難しいことまでせずとも、例えば、旅行に行って撮ってきたたくさんの写真の中から、特に印象深かったものをピックアップして一枚のコラージュにしたりするだけでも一つの作品として生まれ変わります。
写真の簡単な加工ならJTrimというフリーソフトがおすすめです。拡大縮小、トリミング、色調補正などの基本的な機能のみが搭載されているので、分かりやすく、起動や動作も早くお手軽に使えるのが特徴です。
さらに高度な画像加工をする場合、AdobePhotoshopなどが思い浮かびますが、GIMPというフリーソフトであれば、Photoshopと同程度の加工が可能です。レイヤー機能や、アルファチャンネル機能があるため、写真を切り抜いて他のものに合成したり、Photoshopのデモでよくある、写りこんでしまった余計なものを消してしまったりといったことも可能です。写真好きの方でパソコンをお持ちでしたら一度挑戦してみてはいかがでしょうか。
一眼レフカメラのよさは、何といっても撮影するだけで空気感まで写すことができることではないでしょうか。コンデジやミラーレスにはない「ボカシ」が一眼レフの魅力を語っていると私は思うのですが、背景がボケるだけで回りの空気までも撮影されているような気になります。
カメラを構えて、どこに焦点を持ってくるかだけでも画像が違ってきます。一眼レフで写真を撮影しはじめてからは、コンデジだと全てに焦点が合ってしまって面白みがあまりないような気がしてきました。もちろん、記念撮影としては上出来な写真ができるのは魅力だと思います。ですが、芸術作品としてはイマイチ。その点、一眼レフの単焦点のレンズを使って撮影をすると、その時の空気までが感じられる写真が残ります。
子供の写真、ペットの写真でも、日光の加減や室内の明るさ・暗さ、そういったものまで撮影ができるので一眼レフのカメラはやめられません。レンズ次第で撮影した雰囲気も変わるので、1つのシーンでもレンズをいくつか変えて撮影するのも楽しいです。
一眼カメラの醍醐味はなんと言っても、自分で露出を調整できるという事です。露出を調節する方法は、レンズの絞りの開き具合い(絞り値、Fのあとの数字で表わす)を調節することです。
これは、目を大きく開けたり、半開きにしたり、細めたりすることにたとえることができます。そのようにして、入ってくる光の量を調節することができます。
多くのカメラには絞り値Fの目盛りが付いているので、その中から選ぶことができます。絞りの開き具合いが大きければ大きいほど入ってくる光は多くなり、フィルムが露光する量は多くなります。
初心者にとって紛らわしいのは、絞り値のF数が絞りの大きさの逆になっていることです。例えば、F2.8だと絞りは大きく開いた状態、F32だと絞りを小さくした状態というわけです。
今では自動露出機能を持つカメラや、目盛りをどこに合わせるべきかを正確に教えてくれる露出計を内蔵しているカメラがほとんどですが。その全てを自分で調整し見事な写真を取れたときは感無量です。
昔はフィルム式のカメラが主流でフィルムを購入して現像に出して初めてどのように撮れているか確認する事ができました。フィルムを買うのにも現像に出すのにもお金がかかるため撮影できる写真の枚数は限られていました。
しかし最近ではデジタルカメラが主流になり、シャッターを押して撮影した直後に画面上で撮った写真を見ることができます。昔のフィルム式のカメラのように写真屋さんに現像に出さなくても、プリンターを使用して印刷する事ができるのが便利です。撮影に失敗した写真は削除する事が可能だという点でも便利です。
さらにデジタルのデータとしてパソコンのハードディスクドライブやCD-Rなどに保存しておくことができるため、写真用紙に印刷しなくてもパソコンの画面で見るというやり方で楽しめるので何枚でも写真を撮る事ができます。デジタルカメラで撮影した写真は簡単にコピーできるので、デートで撮影した写真もCD-Rに保存してガールフレンドにプレゼントしたりする事もできて便利です。